2月9日にアメリカ、イギリス、オーストラリアでApple HomePodが発売された。2018年2月の時点では、日本での発売は行われていない。
米国での価格は349ドルであり、日本では35,000円から40,000円程で販売されると考えられる。
今回はそんなHomePodのハンズオンレビューを行う。
目次
HomePodのデザイン
デザインはいつものApple通り、とてもシンプルだ。表側はもちろん、裏側にもネジなどは一切なく、シンプルという言葉に尽きる。
表面は艶があるタッチパネルが搭載されている。このタッチパネルには音量調節のための+と-の表示があり、Siriが起動している最中は中央部分が点滅する。
また、タッチパネルを2回タップすると曲がスキップされるなど、いくつかのコマンドがあるようだ。
裏面はゴムでできており、Appleのロゴがプリントされている。
周囲は網目状の布のような素材で包まれている。プラスチックなどと比べ、無機質感が緩和されているので部屋のインテリアに馴染み易い。
裏側からはコードが伸びている。AppleがHomePodのコードの取り外しを警告したというニュースがあったが、この部分は構造的に弱そうだ。コード部分に力がかかるような使い方はしない方がいいだろう。
HomePodの音質検証
以前から言われていることだが、HomePodは音質に特化したスマートスピーカーだ。
動画の音質は録音や編集を経ているので実際の音質より低下する。
実際にはまるで小さい映画館の様に、臨場感のある音を楽しむことができる。音場が広く、音量を下げていても隣の部屋まで響いてしまっているのではないかと感じるほどだ。
基準の音が大きいのでiPhoneの音量設定を変えずにいきなり接続すると、思わぬ大音量を出してしまうことがあるので注意が必要だ。
HomePod側の音量調整とiPhoneの音量調整は連携しており、ややこしくなることは無い。HomePod側で音量を下げるとiPhone側の音量設定も自動的に下がる。
また、HomePodには部屋の壁に音を反響させるサラウンドシステムがあると言われているが、実際にこの機能を実感することができた。
部屋の真ん中に置いた時と壁の近くに置いた時では響きが違う。壁の近くにおいたときの方がより音が響いているように感じる。
これにはHomePodの形が関係している。HomePodは円柱状になっており、360度全方位に向けて音を発信している。そのため、壁の近くに設置することでHomePodに搭載された7個のツイーターから発信される音が壁に反射し、幅広いサラウンドを実現する。
また、iFixitが公開したHomePodの分解画像では、HomePodの中はタンクのような仕組みになっており、潜在的に音が響く作りになっていることがわかる。
Credit: iFixit
HomePodの会話レベル検証
会話に関する評価は低い。Loup Venturesの行ったテストではSiriの受け答え正答率が52%というデータが出ている。このテストではGoogle Homeが81%、Amazon Echoが64%という数字を出しており、他のスマートスピーカーに比べてHomePodの正答率は劣る。
筆者が試したところ、天気や予定などの質問には答えてくれるが、駅までの経路を聞いた際には「表示できません」と言われ、「予定を追加して」と言っても「カレンダーにアクセスできません」と言われた。
流石にこれではスマートスピーカーの意味がない。
Appleのサポートコミュニティでもこの問題について書かれており、そこでは今後のアップデートで解決するだろうと回答されていたがどうなるかは分からない。
追記:この問題は解決された模様
良かった点は複数のSiriが起動しないようになっていることだ。Hey Siriと呼びかけた際に、iPhoneのSiriとHomePodのSiriが同時に起動してしまう懸念があったが、うまい具合にSiriが連携を取り、どちらかのSiriだけが応答するシステムになっている。
もちろん、HomePodとiPhoneが接続されていなければこのような連携は取れないが、接続されていれば複数のSiriが反応するという煩わしい事態は避けられそうだ。
尚、現時点ではアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の3か国語しか対応しておらず、日本語は使えない。日本での発売後に言語設定欄に日本語が追加されると考えられる。
Apple HomePodは日本発売まで待つべき、作動には他のAppleデバイスが必要
HomePodはApple Musicしか使えないのか
噂ではApple Musicしか使えないということだったが、それはHomePodを声で操作する場合のみだ。HomePodに直接話しかけて音楽を流してもらう場合にはApple Musicへ加入することが必須だが、iPhoneなどからAirPlayで音楽を再生する場合には一切制約はない。
つまり、Apple Musicに加入していなくてもiPhoneなどに音源があれば、いくらでも好きな曲を流すことが可能だ。YouTubeで好きな曲のMVを検索してHomePodから流すこともできる。
これらの画像はAirPlayでiPodをHomePodに接続した際のスクリーンショットだ。
HomePodが他のスピーカーと異なるのはこの伝達がBluetoothではなくWi-Fiネットワークを介して行われているということだ。
そのため、アプリによっては音声の遅延が発生することがある。いわゆる音ズレだ。筆者が試したところ、YouTubeやミュージックなどでは音ズレはなかったが、ゲームなどのアプリで音ズレが発生した。
これに関しては今後のiOSアップデートで改善を願いたい。
また、Apple Musicに加入していなくてもBeats1ラジオは無料で聴くことができるので何か音楽を流したい時にオススメだ。
HomePodの設定手順
HomePodの設定にはまずiPhoneやiPadなどの2ファクタ認証を有効にする必要がある。2ファクタ認証とはiOSのセキュリティ設定であり、設定方法はSMS認証と同じだ。(固定電話も使用可能)
未設定の方は設定画面の自分の名前の下に「2ファクタ認証を有効にする」と表示されている項目から設定を行おう。すでに設定されている方は何も表示されない。
次にホームアプリをインストールする。ホームアプリはiOSにデフォルトで搭載されているが、削除も可能なのでホーム画面上に存在しない人も多いだろう。その場合はApp Storeから再ダウンロードしよう。
以上の2つが完了して入ればHomePodの設定はいたって簡単だ。iPhoneのロック画面を解除してBluetoothをオンにし、HomePodに近づけると自動的にHomePodの設定画面が出る。それをタップし、各種設定を行えばすぐに使用可能な状態になる。
ここで2ファクタ認証やホームアプリのインストールが行われていない場合、そちらを先に行うように促される。
HomePodの設定
iPhoneのBluetoothをオンに設定し、HomePodに近づけると、このような画面が自動的に表示されるので設定をタップする。
設置場所を選択する。
OKをタップする。
利用規約を読み、良ければ同意をタップする。
HomePodを使うために必要な情報を設定を行っているデバイスから転送する必要がある。
「設定を転送」をタップするとパスワードの確認が求められる。確認完了後、Wi-Fiの設定が自動的にiPhoneからHomePodに転送され、その時点でHomePodは直接Wi-Fiに接続される。
HomePodのAirPlayの設定
AirPlayの設定はホームアプリから行う。ホームアプリではHomePodに接続できるデバイスを限定することができる。この設定はデフォルトで「同じネットワーク上の全員」になっているのだが、この設定だとHomePodに接続できない。(少なくとも私の場合はできなかった)
そのため、「このホームを共有している人だけ」、もしくは「全員」に設定しよう。「全員」に設定してもパスワードを設定すれば他人が勝手に接続してしまうことはない。
ホームアプリの左上をタップする。
「スピーカーアクセスを許可」をタップする。
「同じネットワーク上の全員」以外の項目をタップする。
HomePodまとめ
Siriの受け答えなど、システム面ではあまり評価されていないようだが、正直、筆者は音質だけで満足した。Siriも特別悪いわけではなく、iPhone のSiriとさほど変わりはない。しかし、Google HomeやAmazon Echoと比べると悪いだろう。
もし、音声アシスタントの会話を重視するのであればGoogle HomeやAmazon Echoなどをお勧めするが、音質やデザインを重視するのであればHomePodをお勧めする。
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