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HUAWEI P20 liteハンズオンレビュー、値段以上の価値がある格安スマホ

HUAWEI P20 lite 背面 スマホ

今回はHUWHEI P20 liteのハンズオンレビューをしていく。

筆者は最近Galaxy S9+を使っていたのでHUAWEI P20 liteを使い始めた瞬間は安っぽさを感じたが、実際に使用していくうちに価格以上の価値のあるスマートフォンだと気が付いた。

ディスプレイやスピーカー、カメラなどは価格が安い分性能が低いのは仕方がないが、それ以外の細かい部分がユーザーにとって使いやすいかどうかが重要なポイントになる。

評価のまとめ

価格☆☆☆☆☆
デザイン☆☆☆☆
ディスプレイ☆☆☆
処理能力☆☆
カメラ性能☆☆☆
生体認証☆☆☆☆☆
スピーカー☆☆
付属イヤホン
防塵防水(なし)

処理能力やスピーカーなどは価格相応だが、生体認証に関してはほかの機種よりも認証速度が速くて驚いた。また、ディスプレイやカメラもこの価格にしては良い性能だと感じた。

それでは機能別のレビューをしていこうと思う。

開封

まずは開封して同梱物を見てみよう。

今回購入したのはau版のHUAWEI P20 liteだ。内容物は左上から箱、クリアケース、取扱説明書、設定ガイド、本体、充電器、USB-Cケーブル、イヤホン、SIMカード取り出しピンだ。クリアケースやイヤホンは試供品と書かれていたのでau版限定なのかとも思ったが、SIMフリー版のHUAWEI P20 liteにも付属しているようだ。

開封する時に注意したほうがいいと思った点は本体に保護シールが貼られていないことだ。多くのスマートフォンは購入した時から本体の画面にフィルムが貼られているが、HUAWEI P20 liteには貼られていない。

だから、本体を開封するのと同時に自前の保護シールを貼ったほうがいいだろう。また、試供品のシリコンケースは化学的な匂いがしたが、使用している間に取れるので気になる方は最初は開封して放置しておくと良いだろう。

デザイン

まずは全体のデザインを見てみよう。HUAWEI P20 liteはノッチが搭載されていることもあり、全体的に最近のスマートフォンの典型的なデザインになっている。そのおかげで、この価格帯のスマートフォンの中では最もボディに対する画面占有率が高いスマートフォンだと考えられる。

HUAWEI P20 liteの画面占有率は80.5%ほど

背面はガラス製で光沢があり、価格にしては高級感のあるデザインになっているが、指紋が目立ちやすい。

HUAWEI P20 liteはノッチのおかげでP10 lite よりもボディに対する画面の比率が大きくなった。少し気になるのは画面下のベゼルにHUAWEIと書かれていることだ。ここに文字があることでシンプルなデザインが損なわれているのがもったいない。

試供品のクリアケースを装着するとこのような外見になる。背面のデザインはそのまま使うと指紋が目立ちやすいが、クリアケースを装着することによって元々のデザインを生かしたままスマートフォン本体が汚れるのを防いでくれる。

右側面には音量調節ボタンとスループボタンがあり、音量を下げるボタンとスリープボタンを同時押しでスクリーンショットを撮影できる。

左側面にはボタン類はなく、SIMカードとMicroSD用のトレイがある。このトレイはほかのスマートフォンと同じように付属の取り出しピンを使って取り出せる。

また、上側面を見ると小さな穴が空いている。最初、筆者はこの穴がSIMカードやMicroSDの取り出しトレイかと思ったが、実際にはマイクだということがわかった。

下側面にもマイクがあり、ボイスレコーダーや動画撮影時にはステレオ音源を録音できる。ステレオ録音はiPhoneやGalaxyにすら搭載されていな機能だ。

Xperiaにはステレオマイクが搭載されている機種もある。

以下はGalaxy S9+のステレオスピーカーを交互にふさいでいる様子をHuawei P20 lite のステレオ録画で撮影した動画だ。この動画では実際にP20 liteでステレオ録画が可能なことがわかる。

HUAWEI P20 lite ステレオ録画

他に下側面にあるのはイヤホンジャック、USB-Cポート、スピーカーだ。イヤホンジャックがあることは朗報だ。最近ではBluetoothイヤホンも広まってきているが未だにイヤホンジャックは必要だという声をよく聞く。

ディスプレイ

ディスプレイのスペックは以下のとおりだ。

インチ5.84
ディスプレイの形式LCDディスプレイ(液晶ディスプレイ)
解像度2032×1080
PPI(1インチあたりのピクセル数)432
アスペクト比(画面の縦横比)19:9

HUAWEI P20 liteは本体サイズが大きくないにもかかわらず、ノッチの採用やホームボタンがないことによってディスプレイのインチは大きくなっている。iPhone Xが5.8インチディスプレイなのでサイズ感はiPhone Xとほとんど同じだ。

HUAWEI P20 liteは安い価格帯のスマートフォンなのでOLED(有機EL)ディスプレイではなく、LCD(液晶)ディスプレイが採用されている。ディスプレイに関しては特別綺麗というわけではないが、悪くない。

CPU、GPU性能

最近では多くのアンドロイドスマートフォンがQualcommのスナップドラゴンを搭載しているが、HUAWEI P20 liteは自社製のHiSilicon Kirin 659が搭載されている。

HiSilicon Kirin 659はオクタコア(8コア)でそのうちの4コアが2.36Ghz、残りの4コアが1,7Ghzで作動する。コアの周波数を分けることで省電力化を図っていると考えられる。ちなみにGPUはMali-T830 MP2というものだ。

今回は実際にHUAWEI P20 liteのCPU性能をGeekBenchとAntutuBenchmarkを使って計測してみた。

HUAWEI P20 liteはスマートフォンに最低限の機能を求める人向けのデバイスなのでCPUやGPUの性能は高くない。例えばGalaxy S9+のGeekBenchやAntutuBnechmarkのスコアと比べると2~3倍ほどの違いが出る。

この違いは普段検索やSNSを使用しているときにはそれほど感じられないが、動作の重いゲームをした時には大きな違いがでる。以下はGalaxy S9+とHuawei P20liteでPUBG Mobileをプレイし、比較したものだ。

HUAWEI P20 liteとGalaxy S9+のCPU、GPU性能比較

動画を見てわかるようにCPUやGPUの使用率が高いゲームではグラフィックに大きな違いがみられる。もし、重いゲームをすることが多いのであれば5万円台のスマートフォンを購入した方が良いだろう。

しかし、CPUやGPUの性能が低いとは言ってもYouTubeは止まることなく最高画質で視聴できるし、ツムツムなどの比較的軽いゲームも難なくプレイ可能だ。普通のアプリを使用するぶんには問題ない性能だ。

カメラ性能

HUAWEI P20 liteのフロントカメラはレンズが2つある。スペックは以下の通りだ。

 レンズ1レンズ2
解像度16MP2MP
f値2.20.95~16(シミュレート)

レンズ2はdepth sensorを使用して奥行きを推測することでf値をシミュレートできる。この機能は主に背景をぼかしたいときに使用する。

では撮影モードを順に見ていこう。

撮影モード

これらの写真は撮影モードを用いて撮影した写真だ。16MPという画素数はiPhone XやGalaxy S9を上回る画素数だが、残念ながら写真は画素数がすべてではない。実際にこの写真をみると色合いに現実味がなく、全体的に暗い写真になっている。

また、実際に写真を撮影して気が付いたのはHUAWEI P20liteの場合、被写体との距離が近い方がきれいに撮影できることだ。写真を見る限り、HUAWEI P20liteは細かい部分の画像処理が甘いので距離が近い写真の方がきれいに映る。

また、撮影モードには以下の3つの効果を付け加えられる。

ワイドアパーチャ

HUAWEI P20 lite ワイドアパーチャ

ワイドアパーチャは2つめのレンズを使用して写真を撮影する。2つめのレンズにはdepth sensorが搭載されており、奥行きを計測することでf値の可変をシミュレートできる。つまり、AR技術によって手軽にボケを入れられる機能ということだ。

基本的には自動的に被写体を感知して適度なf値をシミュレートしてくれるが、手動でf値を0.95~16まで変えることもできる。

シミュレートなので本物のボケと比べると不自然さを感じるが、3万円前後のスマートフォンの機能ということを考えれば十分な機能だろう。

ポートレート

HUAWEI P20 lite ポートレートモード

ポートレートモードは写真にボケとビューティー効果を加える撮影機能だが、実際に撮影するとボケの効果はあまり感じられない。ビューティー効果に関しては人の顔を感知して肌の明るさなどを加工してくれるので人を被写体とするときに活躍するだろう。また、ビューティー効果の強度を調整できるので不自然にならない程度の加工が可能だ。

アニメーション

アニメーションでは短い時間の動画をjpegファイルとして撮影できる。これ自体は便利な機能だが、このファイルを他の端末に移すとアニメーション情報が削除され、ただの静止画になってしまうので注意が必要だ。

実際にTwitterにも直接アップロードしてみたが、タイムライン上では静止画の状態で表示されてしまった。他のSNSやチャットアプリでも同じことが起こると考えられるため、アニメーションは自分で見るときにしか使えないだろう。

このページに載せる際もHUAWEI P20 liteのギャラリーでアニメーション情報が残っている状態のファイルを画面録画してそれをGIF形式に変換している。

HDR

左側が撮影モードで撮影した写真、右側がHDRモードで撮影した写真だ。HDRとは写真の明暗をはっきり表現するための技術だ。見てわかるように右側の写真の方が明るさがはっきりしている。HDRはこの写真のように明るいところと暗いところの差が大きいシチュエーションで使用すると大きな効果を得られる。

夜間撮影モード

これらの写真は夜に撮影した写真だ。左側の写真は撮影モードで撮影した写真、右側の写真は夜間撮影モードで撮影した写真だ。撮影モードで撮影した写真は全体が暗く、なにが映っているのかわからない。暗所の撮影にはf値が大きく関係しており、f/2.2のHUAWEI P20 liteのレンズでは十分に光を取り込めない。

f値が低いほどレンズに多くの光を取り込む

夜間撮影モードで撮影した写真は明るさは十分なのだが、ブレがひどい。夜間撮影モードではシャッタースピードを遅くする代わりにISO感度を向上させて長時間レンズに光を取り込むことで暗所の撮影を可能にする。しかし、シャッタースピードが遅くなった代償としてブレが大幅に増加する。

夜間撮影では暗さの程度によってシャッタスピードが自動的に設定されるが、今回撮影した際は30秒間だった。つまり30秒間手を動かしてはいけない。筆者は極力手を動かさないで30秒間耐えたが、それでも写真はかなりブレてしまった。

夜間撮影モードは実際の夜間には使い物にならない。夕方ぐらいであればシャッタスピードも短く、ブレもないのできれいな写真を撮影できる。以下は昼間に夜間撮影モードで撮影した写真だ。

HUAWEI P20lite 夜間撮影モード 昼間

このようにある程度外が明るければまともな写真が撮影できるが、夜間撮影モードを昼間に使う理由がないので実際に使用する機会は少ないと考えられる。

コマ抜き

コマ抜きという機能を見て最初はどのような機能かわからなかったが、実際に使ってみるとタイムラプスのような機能だとわかった。以下が実際に撮影した動画をGIFに変換したものだ。

HUAWEI P20 lite コマ抜き

今回の撮影では猛暑の影響で端末の温度が上昇してしまうのでほんの少しの間しか撮影できなかったが本来であればもっと長い間撮影できる。

スローモーション

HUAWEI P20liteのスローモーションでは120fpsの動画を撮影できる。この場合、120fpsで撮影した動画を30fpsの動画に変換して再生するので視聴するときの再生速度は現実世界の1/4になる。

fpsとは1秒間のコマ数のこと

実際に撮影したスローモーション映像をGIFに変換したものがこちらだ。

画質が悪いがこれはHUAWEI P20 liteに限ったことではなく、スマートフォンのスローモーションの場合はどの機種もこのぐらいの画質になる。

ちなみにP20やP20 Proでは最大960fpsのスローモーション撮影が可能なため、現実世界の1/32の速さの動画を撮影できる。しかし、これほどfps値が高いとほんのわずかな時間しかシャッターチャンスがなく、撮影がとても難しい。だから実用性も併せて考えると120fpsのスローモーションはちょうどいいfps値といえる。

生体認証

HUAWEI P20 liteには顔認証と指紋認証の2種類の生体認証が搭載されているが、どちらの生体認証も速度が驚くほど速い。通常、筆者はGalaxy S9+を使用しているが、HUAWEI P20 liteは顔認証と指紋認証の両方においてGalaxy S9+よりも早く感じる。

HUAWEI P20 liteの生体認証の速度

指紋認証は特に早く、指をセンサーの上に置くのとほぼ同時に画面のロックを解除してくれるため、ストレスを感じない。また、背面の指紋認証センサはカメラから位置が離れているので指紋認証センサを探るときにカメラレンズを触ってしまうことがない。

顔認証の速度は指紋認証の速度には劣るが、Galaxy S9+よりも早くほぼ毎回成功する。念のため、登録していない顔で認証を解除しようと試みたがもちろんロックが解除されることはなかった。

HUAWEI P20 liteの生体認証はハイエンド端末よりも安定性があり、速度が速いと感じた。また、いまのところ誤認証もないので個人的には星3つの機能だ。

バッテリーの持続時間と充電時間

持続時間

バッテリーの持ち時間はバッテリーの容量と消費の速さによって決まる。HUAWEI P20 liteのバッテリー容量は3000mAhあり、最近のスマートフォンではいたって普通の容量だ。また、HUAWEI P20 liteはCPU性能が低いが、これは電池の消費量が少ないというメリットにもなる。

実際に使用した感覚ではゲームなどをやらずにSNSやWEBを使っていれば1日以上は持つ。電池容量はハエインド端末よりも少ないが、電池消費量もハイエンド端末に比べて少ないので結局、使用可能な時間にあまり変わりはない。

充電時間

充電時間についてはGalaxy S9+との比較を行い、結果を表にまとめた。

 HUAWEI P20 liteGalaxy S9+
充電容量3000mAh3500mAh
充電時間124分99分
通常充電10W(5V、2A)
急速充電18W(9V、2A)15.3W(9V、1.67A)
どちらも電源を切った状態で0%から100%までという条件

表からわかるのはHUAWEI P20 liteの方が電池容量が少なく、急速充電の電力も高いのに充電時間が長いということだ。これには急速充電の仕組みが影響している。急速充電は安全性を考慮して充電の途中で通常充電に切り替わる。そのため通常充電に切り替わるタイミングが早いHUAWEI P20 liteはGalaxy S9+よりも100%までの充電時間が長くなった考えられる。

私が見ていたところ、HUAWEI P20 liteは50%までは1分間に1%のペースで充電されていたが、50%を過ぎると充電速度は低下した。つまり、HUAWEI P20 liteの場合、急速充電が適用されているのは充電が50%以下の時に限られると考えられる。それに対してGalaxy S9+は体感的に80%まで急速充電を使用しているように感じる。だから、急速充電の電圧が低くてもGalaxy S9+の方が短時間で100%まで充電できるのだろう。

端末の熱などで通常充電に切り替わるタイミングが変わる可能性もある。

結論として、HUAWEI P20 liteは50%までの充電なら約50分で充電できるが、100%まで充電するには120分かかることがわかった。

スピーカー

HUAWEI P20 liteにはノッチの部分と下側面の2か所にスピーカーを搭載しているが、残念ながらゲームや動画、音楽アプリでは下のスピーカーからしか音が出ない。つまり、ステレオスピーカーではなくモノラルスピーカーということだ。

これは少し残念なことだ。HUAWEI P20 liteにはすでに2つのスピーカーが搭載されているので少しの追加コストをかければステレオスピーカーにできるはずだ。価格が安いとはいってもステレオスピーカーは基本的な機能として搭載してほしいと思う人も多いだろう。

以下はHUAWEI P20 liteのスピーカーで流した音源を録したものだ。

音質は聞いてわかる通りハイエンドスマートフォンの音質を10とするなら3か4ぐらいだ。もともとの価格が安いので値段相応の音質といえる。

イヤホン

HUAWEI P20 liteには試供品のイヤホンが付属しているがこのイヤホンは100円ショップに売っているイヤホンと変わらない音質だ。

外見がAppleのイヤホンを連想させたのでもしかしたら最低限の音質は備えているかもしれないと期待したが、そんなことはなかった。ただ、HUAWEI P20 liteは本体価格が安いのでコストカットのために安いイヤホンを付属していることは明らかだ。したがって、HUAWEI P20 liteのイヤホンには期待せずに自前でイヤホンを揃えた方がいいだろう

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