「iPhoneからiphoneに機種変更するときのデータ移行って簡単?自分でできる方法はある…?」
という点が気になる人も多いと思います。
iPhoneからiPhoneに機種変更をした場合のデータ移行の心配は必要ありません。
2019年7月に新しいOSがリリースされたことにより、とても簡単にデータ移行をすることができるようになりました。
iPhone同士の直接転送
iCloudを使ってのデータ移行
iTunesを使ってのデータ移行
iPhoneからiPhoneにデータ移行をする方法は、以上の3種類があります。
Wi-Fi環境やパソコンも不要で、使っていたiPhoneと新しいiPhoneがあればすぐにデータ移行をすることができますよ。
この記事では、誰でもできる簡単なデータ移行の方法を実際の手順までお話しています。
iPhoneからiPhoneへ機種変を考えている人は参考にしてください。
iphoneへの機種変更の前に確認しておくこと
古いiPhoneから新しいiPhoneへデータ移行をするときに、まずは確認しておくべきことがあります。
Apple ID
パスワード
データ移行ではApple IDとパスワードの入力が必要ですので、データ移行の前に必ずApple IDとパスワードが間違っていないか確認しておきましょう。
Apple IDとパスワードの確認方法
Apple IDはiPhoneの設定画面からユーザー名をタップすることで、簡単に確認することができます。
ただし、パスワードについては、忘れてしまったら再設定する以外に方法がありません。
入力したパスワードが間違っていた場合は「Apple IDまたはパスワードをお忘れですか?」という表示が画面下でてきます。
ここをタップすると新しいパスワードに変更することが可能です。
iPhoneからiphoneに「直接転送」でデータ移行する
iPhoneでは、2019年7月にiOS12.4がリリース。
iOS12.4にバージョンアップすると、古いiPhoneから新しいiPhoneにワイヤレスでデータを直接転送することが可能になりました。
以前は、データ移行のときiCloudやiTunesなどにデータをバックアップが必要でした。
iOS12.4以降のバージョンではバックアップの手間なしで簡単にデータ移行をすることが可能です。
直接転送に対応しているiPhoneは、2013年に発売されたiPhone5s以降に発売されたすべての機種。
ほとんどのiPhoneユーザーがこの直接転送で、新しいiPhoneにデータ移行をすることが可能です。
直接転送をする前の準備
直接転送を行う前に古いiPhoneでいくつか準備があります。
古いiPhoneのOSが最新版にアップデートする
モバイルSuicaを削除する
LINEアプリなどのデータ引き継ぎをしたいアプリの引き継ぎ設定をする
まずは、古い方のiPhoneが最新版のOSにアップデートしているかを確認してください。
OSが最新でない場合は、データ移行に失敗することがあります。
「設定」画面の「一般」項目から、「ソフトウェア・アップデート」で最新のOSになっているか確認をしましょう。
モバイルSuicaをApple Payで登録している場合は、削除しておかないと新しいiPhoneにモバイルSuicaが登録されません。
本体からモバイルSuicaの情報を削除しましょう。
そして、インストールして使っていた各アプリについても、それぞれで引き継ぎの準備が必要です。
LINEアプリやゲームアプリなど、機種変更してもデータを引き継ぎたいアプリは、事前に操作をしておかないとデータを引き継ぐことができないものがたくさんあります。
各アプリの設定ページなどから、機種変更のデータ引き継ぎというような項目を探して手順に沿って操作を行ってくださいね。
ここまで準備が終わったら、新しいiPhoneの電源を入れます。
古いiPhoneから新しいiPhoneに直接転送する手順
直接転送するときは、近くに旧iPhoneも置いてある状態で操作を行ってください。
1、新しいiPhoneを起動して、充電が十分にあるか確認する
転送途中に電池がなくなってしまったり、電源が落ちてしまうとデータ転送に失敗してしまう可能性があるので、充電が少なくなっている場合は充電しながら操作を続けてください。
2、「新しいiPhoneを設定」という画面が表示されたら「続ける」をタップ
ここでApple IDが表示されるので、間違いないか確認してください。
3、旧iPhoneのカメラが起動する
4、「新しいiPhoneをカメラに向けてください」と表示される
このとき、新しいiPhoneの画面にはアニメーションが映し出されます。
5、旧iPhoneのカメラを新しいiPhoneの画面に表示されているアニメーションにかざす
6、認証されたら新しいiPhoneにパスワードを入力する
Apple IDのパスワードを入力してください。
7、Face IDなどの設定を進める
8、「データを転送」という画面になったら「iPhoneから転送」を選択する
9、利用規約へ同意し、各種設定を行う
10、データ転送が開始される
11、新しいiPhoneが再起動になる
12、再起動後、旧iPhoneでインストールしていたアプリが新しいiPhoneにインストールされていく
13、データ移行完了
14、各アプリを起動して、データ引き継ぎに必要な操作を行う
以上で直接転送は完了します。
写真や動画、連絡帳などもすべて転送されています。
文字だと面倒なことをしているように思うかもしれませんが、実際に操作しているのは
カメラで画像をうつす
パスワードを入力する
ことくらいです。
データ移行が完了していますので、難しい操作なしで誰でも簡単にデータ移行ができます。
設定を引き継ぐなら続けてクイックスタートを行う
データだけでなく設定も引き継ぎたいという場合は、クイックスタートで簡単に設定を引き継ぐことができます。
2017年にリリースされたiOS11以降なら、旧iPhoneの設定をそっくりそのまま新しいiPhoneに移行してくれるクイックスタートが利用できます。
新しいiPhoneで初期設定を進めていくと、自動でクイックスタートの画面が表示れます。
旧iPhoneと新しいiPhoneを近づけて、直接転送と同じように旧iPhoneのカメラで新しいiPhoneの画面のアニメーションをかざすだけで簡単に移行できます。
iphoneからiphoneに「iCloud」でデータ移行する
パソコンがなくてもiPhoneだけでデータ移行を可能とするのが、iCloudを使ったデータ移行です。
iCloudはappleのネットワークサーバー上にデータを保存しているサービス。
新しいiPhoneにした後もiCloudに保存してあるデータはApple IDとパスワードで簡単に読み込むことができます。
iCloudは5GBの容量までは無料で利用ができますが、それ以上の容量が必要な場合は有料プランを契約することになります。
iCloudでデータ移行する場合は、必ずWi-Fi接続をする必要があります。
Wi-Fi環境がない場所ではiCloudを使ってデータ移行することはできない点も確認しておきましょう。
iCloudでデータ移行する手順
1、旧iPhoneをWi-Fiに接続
2、旧iPhoneで「設定」画面を開き「ユーザー名」から「iCloud」を選択し、「iCloudバックアップ」という項目をタップする
3、「iCloudバックアップ」をオンにして、「今すぐバックアップを作成」をタップする
このとき、iCloudに十分な空き容量がない場合はバックアップをすることができません。
容量を追加してから再度やり直しをしてください。
4、新しいiPhoneを起動して初期設定をすすめていく
5、「クイックスタート」画面が表示されたら「クイックスタート」を利用して設定する
6、バックアップ選択画面が表示される
自分が復元したいデータを選択してください。
7、iCloudからデータ移行が開始される
以上がiCloudを利用したデータ移行の手順です。
iCloudにバックアップさえしていれば、あとはクイックスタートを活用することで簡単にデータ移行が完了します。
iCloudの容量に余裕があれば簡単に移行することができますので、直接転送に失敗したときなどはこちらの手順を活用してくださいね。
iphoneからiphoneに「iTune」でデータ移行をする
パソコンを持っている人は、iCloudの代わりにiTunesを使ってデータ移行をする方法もあります。
iTunesとはAppleが提供している無料ソフト。
音楽や動画、写真、連絡帳などさまざまなデータをバックアップしておくことができたり、アプリを購入してインストールしたりすることができます。
iTunesを利用することで、パソコン上にiPhoneのデータをバックアップしておくことが可能。
パソコンとiPhoneを繋いでデータ移行をすることもできます。
iPhoneのLightningケーブルでiPhoneとパソコンを繋ぐだけで接続することができます。
なので、Wi-Fi設備がなくてiCloudでデータ移行ができなかった人は、こちらのiTunesを利用してデータ移行をすることが可能です。
iTunesのデータ移行の手順
1、旧iPhoneとパソコンをLightningケーブルで接続する
2、パソコン上のiTunesでiPhoneを選択する
3、バックアップの画面が表示されたら、「このコンピュータ」「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックが入っていることを確認して「今すぐバックアップ」をクリック
パスワードの設定画面が表示されたら、好きなパスワードを設定してください。
4、バックアップが完了したら、新しいiPhoneとiTunesを接続する
新しいiPhoneが接続されると、「新しいiPhoneへようこそ」という画面がパソコンに表示されます。
5、「このバックアップから復元」にチェックを入れたら、バックアップデータを選択する
6、先ほど設定したパスワードを入力するとデータ移行が開始される
以上でiTunesでのデータ移行は完了です。
iTunesも難しい操作はなく、画面に表示されている内容に従うだけでデータ移行をすることができます。
パソコンにバックアップを取っていれば、万が一iPhoneを紛失したときなどもデータを保管しておくことができます。
有料のiCloudの利用を避けたいという人はパソコンでiTunesを利用するのがおすすめです。
iPhoneからiPhoneへのデータ移行は自分で簡単にできる
iPhoneからiPhoneに機種変更をしたときのデータ移行の方法について紹介してきました。
iPhoneからiPhoneのデータ移行は、以前からiTunesやiCloudを利用することで簡単にデータ移行をすることができていました。
2019年7月からはさらに簡単にデータ移行ができるようにOSがバージョンアップしています。
直接転送ならデータのバックアップという事前準備も必要なく、新しいiPhoneを購入したらあっという間にデータ移行をすることができます。
直接転送の対象機種は7年も前に発売されたiPhone5sから対応になっているので、現在iPhoneを利用しているほとんどの人が利用することが可能です。
データ移行なんて自分でするのは難しい…という考えをもっている人も安心ですね。
iphoneからiphoneへの機種変更のデータ移行のまとめ
iphoneからiphoneへの機種変更のデータ移行のまとめ
- iPhone同士の直接転送
- iCloudを使ってのデータ移行
- iTunesを使ってのデータ移行
そろそろ新しいiPhoneに買い替えを検討している人は、ぜひ今回紹介した方法を利用してデータ移行を行ってみてくださいね。