4Gが普及してスマホで動画をサクサクダウンロードできたり、視聴したりできたりするようになってしばらく経ちますが、本当に快適にスマホで動画を見ることができていますよね。
そのインターネットはさらに進化し、5Gと呼ばれるインターネットの通信回線が2020年から提供を開始する予定で、それによってスマホでの動画視聴などがもっと高速化するようになり、今までよりさらに快適にインターネットを利用できるようになります。
そんな次世代のインターネット通信を利用するためには、スマホ自体も5Gに対応していなければなりません。
2019年9月20日はiPhone11の発売日でありすでに予約が開始されています。
しかし、iPhone11は5Gに未対応ということですが、購入を見送るべきか、5Gに対応していなくても購入してもいいのか悩んでいる人もたくさんいますよね。
今回は5Gについて解説しながら、iPhone11の購入を見送るべきかどうかについてまとめました。
届きました♪
5Gには未対応なのですが、予約もうまくいき2019年9月20日の発売日に無事にiPhone11を手にすることができました。
こちら↓のレビュー記事も参考にしつつ、現状の5Gについての考えをふまえ購入の検討するかどうかの判断材料にしていただければと思います。
目次
iPhone11は5Gには未対応!
まず、iPhone11については5Gに対応していません。
現在5Gに対応している端末は、サムスンのGalaxy S10 5GやLGエレクトロニクスのLG V50 ThinQ 5G、ファーウェイが発売したHuawei Mate 20 X 5G、シャオミXiaomi Mi MIX 3 5G、ZTEAXON 10 Pro 5G、OPPOOppo Reno 5Gなどです。
サムスンやファーウェイなど韓国や中国のメーカーが先行して5G対応スマホを発売しています。
アップル社でもサムスンやファーウェイに追随してiPhone11を5G対応モデルにするのかなと考えていましたが、今回は対応しなかったようですね。
iPhoneでは2020年に発売されるモデルから5G対応を考えているようです。
その5Gですが、世間ではよくニュースにも取り上げられているので注目度が高い話題になっていますが、実際5Gになったらどんなことができるようになるのかについて解説していきますね。
5Gとは?
5Gとは、第5世代移動通信システムの略称であり、5世代目の通信システムという意味です。
5G以前の通信システムはこのような流れになっています。
1G | アナログ通信だった初期の携帯電話で利用していた通信システム |
2G | メールの送受信やウェブサイトを見ることが可能になった通信システム |
3G | 2Gのデータ通信をより高速化した通信方式
携帯電話でゲームやケータイサイトの閲覧がより高速で利用することが可能 |
4G | インターネット接続でのデータ容量が大容量になり、高速化したことによって動画配信サービスが快適に視聴できるようになった |
この間にも2.5Gや3.9Gといわれる世代もありますが、現在は4Gという移動通信システムを利用しているスマホがほとんどです。
ケータイでのインターネットの普及は3Gになってさらに拡大していきました。
4Gが普及するとともにスマホでの大容量データ通信が行えるようになり、スマホの機能がさらに向上していくようになりました。
5Gに対応することで、できることが大きく変わるといわれています。
ポイント
高速大容量
低遅延
低コスト・省電力
大容量接続
5Gになると、高速大容量で、遅延がなくなり、低コスト・省電力に秀でて、さらに大多数接続を可能にするといわれています。
今の4G以上に大容量データを高速で通信することができるので、2時間の映画をダウンロードするのがたったの数秒でできてしまいます。
今までは通信を行うと送る側と受けた側では少しタイムラグがありましたがそれが解消されるようになります。
タイムラグが解消されると、より直感的な操作が可能になり、VRゲームなどはより直感的になります。
また、今まではイベントなどで人が集まるとインターネットの接続ができないこともありましたが、それも大多数が一度にインターネットに接続できるようになります。
5Gになることで、スマホだけでなく、車にインターネットを搭載して自動運転のアシストを可能にしたり、4K動画をストリーミング再生することも、精密ロボットの動作の制度が高くなり、人間の代わりに仕事ができるようになることも期待されています。
また、4Gのような通信容量の制限は5Gではなくなるとも言われています。
4Gになってからインターネットし放題プランがなくなってしまいましたが、5Gではインターネットし放題のプランが再び提供されるかもしれません。
予測される開始時期はいつ頃か
5Gの開始時期についてはいつになるのか明確には決まっていませんが、プレサービスは2019年夏からそれぞれのキャリアで開始されます。
ドコモは9月20日からプレサービスを開始し、ソフトバンクは8月からフジロックなどのイベント会場でプレサービスを提供しました。
9月12日は東京ゲームショーで5G対応のeスポーツを観戦することができました。
auも9月中にプレサービスを開始する予定です。
そして、本格的に2020年春頃から導入される見通しになっています。
5Gを提供するのは、ドコモ、au、ソフトバンク、そして新規参入の楽天が提供開始します。
しかし、初期のころは一部地域での提供になるはずです。
ソフトバンク代表取締役社長執行役員兼CEOの宮内謙氏は2022年までに全国展開すると発言していたとおり、5Gのインフラ整備にはまだ時間が必要だということです。
4Gでも提供開始から全国展開に至るまでには1年ほど時間がかかりました。
ですので、全国どこでも快適に5Gを利用できるのはまだ少し先になりそうです。
iPhone11が5Gに対応していない点は気にしなくてもいいか?
5Gになることで、これからのインターネットが楽しみになるような話なのは間違いないですよね。
しかし、2019年現在にすぐに5G対応の機種を購入しなければならないのか?
という問題は別ですよね。
iPhone11を購入するにあたって確かに5Gに未対応だったのは残念ですが、iPhone11の購入を見送る必要はないのではないかと思います。
- 5G提供開始時のエリアが狭い可能性がある
- 5Gが全国に普及するのは2022年頃
- iPhone6や7ユーザーはそろそろ買い替え時期
以上の点を考えると、今はまだ5Gを気にしなくてもいいのではないでしょうか。
5G提供開始時のエリアが狭く、使い物にならない
どの世代でもそうでしたが、提供開始したからといってすぐにどこででも5Gが利用できるわけではありません。
提供開始時はところどころのエリアでの5G利用に限定されてしまうのではないでしょうか。
まだまだ4Gが主流となる見込みで、エリアの整備が充実してきてようやく5Gの普及が始まります。
5G提供開始すぐに5Gの端末を買わなければならないということもないのではないでしょうか。
そして、iPhoneが5G対応の機種を提供開始すぐに発売するかどうかもまだわかりません。
前回のLTEに対応するまで1年かかったということもあるので、5Gの様子を伺う可能性もあります。
5Gが全国に普及するのは2022年頃
先ほども解説しましたが、5Gが全国に普及するのは提供開始から2年後くらいになる見通しです。
その間に5Gの問題点が出てきたり、スマホ自体も何か新しい技術が組み込まれていくのではないでしょうか。
そう考えると、提供開始直後のiPhoneを購入しても結局5Gが利用できないまま次のiPhoneを待つということになることも考えられます。
それなら、そろそろ買い替えを検討している人はiPhone11を購入し、1年半から2年ほど様子を見たあとに5GのiPhoneを購入しても全然間に合うのではないでしょうか。
得に、iPhone6や7、8を今利用しているユーザーはそろそろ機種変更のタイミングな人が多いでしょう。
今のうちにiPhone11に機種変更して2年後に5G対応のiPhoneに買い替えるのもアリです。
その前に革新的なサービスの提供があったら、その時に機種変更をしてもいいでしょう。
5Gに対応したことによってiPhoneの端末価格がどのくらいになるのか予想ができないという点もiPhone11を購入するのがおすすめなポイントです。
5Gには問題点も考えられている?
これからの生活に5Gは必要不可欠だということはお分かりいただけたと思いますが、5Gには全く問題点がないわけではありません。
注意ポイント
セキュリティリスク
5G対応の端末、IoT関連機器などの購入が必要
利用料の高騰
人体への影響
この3つの問題点は特に考えなければならない課題になっています。
セキュリティリスク
5Gではあらゆる機器がインターネット接続できるようなることで便利な暮らしを目指していますが、その分セキュリティリスクがあります。
今でもインターネット上でのセキュリティ対策は万全ではないですよね。
個人情報をパソコンやスマホから抜き取られてしまったり、ウィルスに感染してしまったり、乗っ取り行為があったりなどインターネットのセキュリティは非常に難しい課題です。
それが5Gになってさらにインターネットに接続できる機器が増えるとなるとどんなリスクがあるのかわからず、想像を超えてくるのではないでしょうか。
5G対応の端末、IoT関連機器などの購入が必要
5Gの利用には5Gに対応している機器を購入する必要があります。
現在のスマホのほとんどは4Gですので、このままでは5Gを体感することができません。
5G対応のスマホへ買い替える必要があります。
iPhone11の購入するべきか悩んでいる人もこの点で悩んでいますよね。
後付けで5Gに対応するということができないので、どうしても5G対応かどうか気にするようになってきています。
また、5G対応の機種の価格が高額になるのではないかということも心配ですよね。
現在でもiPhone11 Pro Maxを購入するとなると最大で15万を超えてしまいます。
もっと高額になると頻繁にスマホを買い替えることは難しくなってきますよね。
利用料の高騰
本体の価格も気になるところですが、毎月の通信利用料も高騰する可能性があります。
現在も、4Gによって高速大容量通信が可能になりましたが、それだけ通信料も高額になっています。
国からの働きかけなどにより少しずつ料金プランも見直されてきてはいますが、これも5Gになればまた5G専用の料金プランが発表されるのではないでしょうか。
これまでよりも高額になってしまっては、便利になっても生活に影響を及ぼしかねませんよね。
低コスト・省電力にも5Gは対応していますが、5Gが普及してみないことには通信料金がどのくらいになるのかわかりません。
人体への影響
人体への影響も気にかかりますよね。
5Gは今までよりもより強力なマイクロ波が放出されるようになります。
アメリカでは5Gによる意識障害や頭痛などによる人体の健康への不安を指摘する声が多く言われています。
5Gになると身の回りのすべての機器がインターネットとつながることにより、電波への接触は今まで以上に増えていくことが考えられます。
ベルギーでは電波の人体への影響を考えて5G導入は先送りになっています。
実際のところは確かなデータがあるわけではないので、5Gに必ず悪影響があるという話ではないのですが、人によっては人体に影響を及ぼす危険があるということも考えなければなりません。
そのための対策についても課題の一つです。
【5G未対応】iPhone11は買いか?見送るべきか?
5Gについてのメリット、デメリットをお話させていただきました。
現実問題として、iPhone11シリーズは5Gには対応していません。
対応はしていませんが、大きな問題もないという見方もできたのではないでしょうか。
今回のiPhone11は安価な価格で購入できることも話題になっていて、機種変更しやすくなっています。
新しいiPhoneが欲しいという人はわざわざ我慢してまで5G対応を待たなくても、次回の機種変更では5G対応を購入することになるのですから、価格が安いiPhone11を購入するのはおすすめかと思います。
では、どういった人がiPhone11を購入するべきか?見送るべきか?特徴を見ていきましょう。
すぐにでも5Gを体感したいユーザーは購入を見送るのもおすすめ
5Gはすぐにでも体感したいという人は2020年に発売されるiPhoneを待つのもいいと思います。
5Gをすぐに体感したいという人には、ビジネスでスマホを頻繁に利用する人や大容量ゲームを常に行う人などが多いでしょうか。
そういった5Gを利用しなければならない理由がある人は2020年までiPhoneの購入を控えていたほうがいいでしょう。
2020年には3つのiPhoneが発売されるのではないかという噂もあります。
2020年からのiPhoneは5Gに対応すると言われていますが、どのiPhoneから5Gに対応するかはまだわかりませんので、最長で1年ほどは購入を待つようになるでしょう。
買い替え時期の人は購入の検討もあり
5Gはもうすでにプレサービスが始まり、順調に5G提供開始に向けて動き出しています。
楽天も10月より参入し、2020年より5Gの提供を開始するでしょう。
2020年には東京オリンピックの開催もあるので、それまでにはどこのキャリアも5Gを提供できるようにしたいというところでしょうか。
5GならスマホでのVR体験や4K動画を高速ダウンロードも叶えられますよね。
しかし、実際はインフラ整備に時間がかかっていて、全国に普及するまでまだまだ時間はかかりそうです。
iPhone11が5Gに対応しなかったのはそういった普及までの期間のことも考えてということもあるのかもしれません。
iPhone11を購入して、5Gが普及するまでじっくり待つというのがおすすめです。
ポイント
iPhone11とProの違いを比較したい人はこちらの記事も参考にしてください↓
iPhone11を購入するか、見送るか悩んでいた人はぜひ参考にしてみてくださいね。